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実は放って置けない貧血の症状

2019年10月02日

血液検査で貧血と言われても、その症状を軽く考えて放置される方もいらっしゃいます。
特に女性の場合、貧血の方が多いため、自分ひとりではないという安心感からそのままにしてしまう方が多いです。
しかし、貧血を放置しておくことで薄毛の原因になったり、不妊症の原因になったりなど、油断できない結果を招くこともあります。
大きな病気の原因にもなりますので放置はいけません。

貧血は血液の病気ですから、放置することで様々な症状を引き起こします。
女性に多いのが鉄欠乏性貧血です。
鉄分が不足することで起きる鉄欠乏性貧血は、不妊症の原因になります。
卵巣や妊娠するのに必要となる黄体ホルモンの機能が低下してしまうため、妊娠が難しくなるためです。
また貧血の状態では胎児に栄養が十分に届かず、せっかく妊娠しても流産や早産、未熟児といったリスクが高くなってしまいます。

出産後も母乳に影響を及ぼす心配もありますし、放置することで我が子への影響が出ますので注意が必要です。
子どもを作る予定が無いという方も鉄欠乏性貧血の放置はよくありません。
血液によって栄養は全身に運ばれていますが、貧血を放置するとその作業が上手く行えないからです。

栄養が不足すると真っ先に影響が出るのが髪です。
髪は血液から酸素や栄養を受け取っています。
髪を黒くしてくれるメラニン色素も生成するには血液が必要です。
そのため、貧血は薄毛や白髪といった頭髪のトラブルを引き起こす原因になります。

ヘモグロビンは血中の赤い色素であり、酸素を届けるという役割があります。
そのためヘモグロビンの数値が低くなると体内は酸素不足の状態になります。
それにより動悸や息切れといった症状が現れたり、疲労が溜まりやすくとれにくくなり疲れやすいといった症状が現れたりします。
動悸や息切れ、疲労などに悩まされていて貧血であることが分かっているのなら、少しでも早く回復させる努力をしましょう。

鉄欠乏性貧血は貧血の中で最も多く、体にとって必要な鉄分が不足しているときに起きます。
しっかり鉄分を補給して改善しましょう。

お茶やコーヒーの飲みすぎは貧血を助長する?

鉄分は体内に吸収しにくい物質です。
そのため、お茶やコーヒーの飲みすぎは貧血を助長する可能性があります。
これはお茶やコーヒーに含まれるタンニンの影響です。

タンニンそのものはポリフェノールのひとつですから体に悪いものではありません。
むしろ健康への効果が期待できます。
しかし、タンニンには鉄分の吸収を阻害するという働きがあるため、鉄欠乏性貧血を助長する可能性があります。
お茶やコーヒーを飲みすぎると、せっかく摂った鉄分がタンニンと結びつき、体内に吸収されないまま体外に排出されてしまいます。
貧血を改善したいのならお茶やコーヒーの飲み方には注意が必要です。
鉄分をしっかり吸収するためには、食事から30分から1時間程度、時間を空けてお茶やコーヒーを飲む、飲む量を調整して飲みすぎは避ける、といった工夫をしましょう。

貧血の改善には鉄分だけでなく、タンパク質の摂取も必要です。
タンパク質は赤血球のなかのヘモグロビンの材料となるからです。
しかもタンパク質は全身で使われます。
必要な量をきちんと摂取しましょう。
目安としては、1日で卵1個と魚1切れ、肉80g程度と豆腐半丁程度となっています。
貧血を改善するためには毎日、継続して目安量のタンパク質が摂れるようにしましょう。

タンパク質の中でも肉や魚といったものは、非ヘム鉄の吸収を高めてくれる働きもあります。
肉や卵であれば必須アミノ酸のバランスも良いので、積極的に摂るとよいです。

豚肉・牛肉・鶏肉などの肉類には吸収されやすいヘム鉄が多く含まれています。
かつおやいわし、まぐろといった魚類にも多く含まれていますので、上手に取り入れるとよいです。
造血や鉄の吸収には様々な栄養が必要ですからバランスよく食べることも大切なポイントになります。
お茶やコーヒーの飲みすぎは避けて上手な貧血対策をしましょう。